診療科

炎症性腸疾患

炎症性腸疾患について

潰瘍性大腸炎とクローン病はどちらも炎症性腸疾患という病気群に分類され、非常に似た面が多いですが、病態的には異なります。病気の原因はいまだにはっきりとしていませんが、どちらも自己免疫の関与があるのではないかといわれています。どちらも厚生労働省より医療費助成対象疾病(指定難病)に定められています。基本的には薬による内科的な治療が基本となります。

①潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は、大腸に慢性的に炎症が生じ、潰瘍ができる原因不明の病気です病気は直腸を中心として始まり、大腸全体にまで広がることがあります。症状としては血便、粘液便、下痢や腹痛などがあげられます。この病気は症状が良くなったり(寛解)、悪くなったり(再燃)を繰り返す慢性の病気です。潰瘍性大腸炎ではステロイドなどの薬物療法に代わる治療法として最近注目されている白血球吸着除去療法を外来でも導入できる体制をとっています。また、重症難治症例においても免疫抑制剤の積極的導入により手術が回避でき、内科的に緩解導入し得ています。

②クローン病

クローン病は原因不明で、主に10~20歳代の若年で発症し、消化管に縦長あるいは不整型の潰瘍、粘膜が腫れたり、内腔面が狭くなったりする炎症性病変です。この病変は口腔から肛門までの消化管のあらゆる部位に見られますが、小腸や大腸が好発部位です。主な症状として腹痛、下痢、発熱、肛門病変などがありますが、その他、消化管以外の合併症を伴うこともあります。クローン病では栄養療法、及び免疫 抑制剤、インフリキシマブなどの抗体製剤による治療を病態に合わせて使用し、大半は内科的にコントロールし得ています。難治性の瘻孔や腸管の狭窄などを伴い手術が必要な症例でも当院での手術が可能で手術成績も良好です。

③当院の炎症性腸疾患の治療

富士市出身で日本有数の炎症性腸疾患の名医であり、著書"患者数日本一の名医が教える潰瘍性大腸炎の本"で知られる山手メディカルセンターの吉村直樹医師による特別外来を開設しております。